地元住民と旅行者の情報ギャップを埋める、無料カーナビアプリWaze(ウェイズ)

地元住民と旅行者の情報ギャップを埋める、無料の新感覚カーナビアプリWaze(ウェイズ)

日本ではユーザー数が少なく、あまり活用されていないようですが海外イギリスでは、ほとんどの人が使っているカーナビアプリでは無いでしょうか。

Wazeがあれば、車に搭載する据え置き型のカーナビが無くても、誰でも地元住民のように運転できると思うので、例えば旅行者が海外レンタカー利用時にカーナビを有料で借りたり、海外在住者が車に据え置き型のカーナビをわざわざ購入しなくても大丈夫です!


主にイギリスやドイツで、車に搭載する据え置き型のカーナビ、スマホで使える無料のカーナビアプリWaze、どちらも使ってきた筆者が、Wazeとは、Wazeのメリット・デメリット、似たようなアプリの代表格グーグルマップとの違い等を本記事では説明したいと思います。

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Waze(ウェイズ)とは

Waze(ウェイズ)とは、ユーザー間でリアルタイムに交通情報を共有する事が可能な、無料のGPSカーナビアプリです。

物凄くざっくり言うと、車に搭載する従来の据え置き型カーナビに、SNS機能を付け加えたようなイメージでしょうか。



Wazeは2008年イスラエルにて創業、2013年グーグルにより買収されています。

海外ヨーロッパだとGPSナビゲーションアプリとして、Wazeかグーグルマップどちらが良いか比較される事が多い位メジャーだと思いますが、実は両方ともグーグルが保有しています。

グーグルに買収されている位なので容易に想像つきますが、アメリカでも良く使われているようです。


執筆時点でWaze公式サイトによると、世界に1憶人超のユーザーがいると言われています。

創業から5年後の2013年には、MWC(Mobile World Congress)でWazeがBest Overall Mobile Appを受賞しています。ファイル共有アプリのDropbox(ドロップボックス)、ソーシャル雑誌のFlipboard(フリップボード)を抑えての快挙でした。

GSMA Announces Winners of the 2013 Global Mobile Awards
Tuesday 26 February, 2013

Judges Choice – Best Overall Mobile App
Waze

引用元リンク:https://www.gsma.com/newsroom/press-release/gsma-announces-winners-of-the-2013-global-mobile-awards/


元々、交通渋滞を避ける目的で開発されたカーナビアプリですが、スマホの普及率とともに利便性が向上、GPS機能が搭載されたスマホやタブレット端末で使用可能です。

メリット

実際に使ってきて感じたWazeのメリットを、いくつか挙げてみたいと思います。

双方向通信でリアルタイムに交通情報が把握可能

Wazeユーザーが多くいる国や地域ほど、アプリの凄さが実感できます。

渋滞、工事、事故、警察取締などの交通情報を、リアルタイムでユーザーから同アプリ経由で受取る事ができる上、自分が匿名で発信する側にもなれます。

自ら発信したくなければ、スルーで全然大丈夫です。

Wazeを使うまでは、試しに使ってみて情報を受取るだけで良いかなと思っていたのですが、いざユーザーになってみると情報が非常に役立つのと、自分も発信※せずにはいられなくなります。

※運転中のスマホ端末等の操作は危険なので、停車してからにするか、助手席に座っている同乗者に頼みましょう。発信といっても、スマホ画面を数タップする位なので簡単です。


一日一膳という言葉通り、Wazeで何かレポートすると、ちょっと良い事をした気分になります。


やはりWazeはリアルタイムの双方向通信、或いは地域密着型というのがポイントで、工事や事故で道路が一時的に閉鎖されていたりしても、即誰かがレポートしてくれるので助かります。

日本語表示、音声案内も日本語対応

海外のカーナビだと言語は、現地の公用語(と英語圏では無い場合、英語)で日本語対応はしていない事がほとんどだと思います。

ドイツなどヨーロッパ大陸では、EU加盟国の言語全てに対応している事も少なく無いです。カーナビ以外に、テレビも複数言語に対応していますね。


視覚的に地図が見れれば、なんとかなりそうですが、音声案内があるとやはり便利です。しかも、その音声が日本語であれば尚更。


Wazeを日本語の音声案内に設定すると、英語なりドイツ語の正しい発音とは若干異なり一瞬戸惑う事があるかもしれませんが。

音声は様々な選択肢があり、自分の声に設定したりもできますよ!

制限速度を超えるとアラート通知

海外で運転するにあたり初めての土地の場合、特に制限速度は注意が必要です。Wazeがあれば速度制限の看板を見逃してしまっても、アプリで教えてくれます。


また制限速度を超えると、アラート通知してくれます。地味に助かる機能です。

もっとも車に据え置き型のカーナビでも、制限速度を教えてくれるものもありますが、レンタカーの場合だと古いカーナビだったりして機能面で劣る事があります。

全機能が無料、アカウント作成も不要

Wazeアプリをインストールしたら、アカウント作成不要で全機能が無料で使えます。グーグルマップも同じですが、ログインすると複数端末で情報共有が可能になります。

Wazeはログインしなくても、お気に入りの場所や目的地等は保存できます。

Eメールや携帯電話番号、氏名などの登録は一切不要という手軽さが素晴らしいです。



ユーザーは無料で使えますが、Wazeはアプリ内に掲載する広告手数料を収益源にしています。だからといってスマホ画面が、広告で埋め尽くされる事はないので、運転に支障は出ないと思います。

アプリを使うと分かると思いますが、運転に役立つガソリンスタンドや駐車場、レストラン情報などが表示されます。

目的地周辺の駐車場探しが楽

観光でも何でも見知らぬ土地で、駐車場を探すのって結構大変じゃないですか?

Wazeを使うまでは、目的地では無くて目的地周辺の駐車場を探して、その駐車場の住所をカーナビにセットした位です。

Wazeを使うと、通常通り本来の目的地を設定して、ゴールに近づくと目的地に車を停めるか、周辺の駐車場を自動で探し出して、そのどこかに車を停めるか聞かれます。

また駐車場で、どこに停めたか忘れないようにWazeアプリを通して写真を撮って位置情報とともに保存できて便利です。

車を運転し始めてから終わるまでが、自然な流れで途切れる事がありません。

デメリット

新感覚GPSカーナビアプリのWazeを初めて使った時は、今まで体験した事のない便利さに衝撃を受けた事を覚えています。

初めてネオバンクと言われている銀行のモンゾー(Monzo)や、プリペイドカードのレボリュート(Revolut)トランスファーワイズ(TransferWise)を渡英して使った時のそれと似ています。

Wazeはそれなりにメリットがありますが、同様にデメリットもいくつかあります。必ずしもWazeだから、というよりはスマホ端末に起因する点もありますが、以下ご参考までに。

ユーザー数が少ない国では使える機能が限定的

双方向通信でリアルタイムに交通情報が把握可能というメリットの裏返しで、ユーザー数が少ない国や都市では、Wazeだからこそという機能が限定的になります。

わたしがWazeを使い始めたイギリスでは、大いに役立ちました。

以前住んでいたイギリスに比べると、ドイツは都市によってユーザー数が少ない気がしますが、それでも車に搭載する据え置き型のカーナビより、リアルタイムで有益な情報をWazeから得る事が可能で、現在住んでいるドイツでもWazeを愛用中です。


Waze公式サイトを確認してみましたが、残念ながら国・都市別の詳細データは、現在公表していないみたいです。

Waze Driver Satisfaction Indexとして2016年版は、まだ確認できます。


アプリの地図画面から、場所を検索して「出発地として設定」すると、交通情報やリアルタイムユーザーの位置を地図上で確認できます。

自身の位置情報を他人に知られたくない場合は、勿論非表示に設定可能です。

スマホのバッテリー消耗

Wazeというよりスマホ端末をカーナビとして使うと、バッテリー問題が生じます。

ただ最近の車であれば、ダッシュボードに直接充電ケーブルの差込口があったりするので、そこまで気にする必要もなさそうです。

少し荷物が増えてしまいますがモバイルバッテリーがあれば安心ですし、あとは複数端末を使いまわすという手もあります。

GPSは補正機能なし

わたしは技術者で無いので、あくまでも私見ですが、車に搭載する据え置き型のカーナビはGPS補正機能があるせいか地下、トンネル内でも案内情報が途切れる事が少ない一方、Wazeだとフリーズしたり圏外になる事があります。

Waze自身で補正機能を意図的に有していないのか、スマホ端末側の問題なのか、両方かもしれません。恐らくGPS補正機能は、コスト的にもばっさりカットして、割り切っているんだと思います。

なので現在地を把握するのに、信号や通信電波がクリアに届かない環境にあると、Wazeの場合は精度がどうしても落ちてしまいます

しかし軍事目的でも無い一般市民の日常使用に耐えうるかという意味では、Wazeは必要十分過ぎる性能を持っていると言えます。

アプリ内の速度表示

Wazeのアプリで、運転している車の速度表示を確認できますが、車のそれより時速5-10km程度遅い印象です。

車はタイヤの回転数から、時速を測る仕組みになっていますが、Wazeのようなカーナビアプリの場合GPSだけなので誤差が生じているものと思われます。それでも無料アプリで、時速5-10km程度だけの誤差というのは、優秀過ぎて驚きです。



また厳密には、車の速度表示も、タイヤの大きさや空気圧、擦り減り具合等によって誤差が生じるとされています。

運転中、多くの人は車の速度表示を見ているかと思いますが。

ユーザー投稿内容の正確性

双方向通信でリアルタイムに交通情報が把握可能ですが、Wazeユーザー(特段認証は無く、誰でもユーザーになれます)がレポートした情報を、どこまで信頼できるかは永遠のテーマです。


Wazeを使っていて、個人的に何か不利益を被ったことはないけど、意図的に嘘のレポートを大量にして、アプリ上で渋滞を発生させることができるか、試したイスラエル人が過去いました。
https://www.popsci.com/article/gadgets/israeli-students-spoof-waze-app-fake-traffic-jam/


またWazeが流行したアメリカでは、アプリ利用者が激増したが故に、今まで交通量が少なかった通りが様変わりしたエリアに住む住民が、交通量を少なくする目的で事故や渋滞など嘘のレポートをしているといったニュースもあり注目されていました。


Wazeはアルゴリズムを用いて、レポートの信ぴょう性を判断しているようですが、ユーザー投稿内容の正確性については、盲目的に信頼できるものでは無いと気を付けておく必要があります。

Wazeとグーグルマップの違い

Wazeは使った事が無くても、多くの日本人はグーグルマップを使った事があると思います。そこでWazeとグーグルマップの違いを、簡単にまとめてみました。

Wazeグーグルマップ
カーナビ機能に特化車・公共交通機関・徒歩・自転車など
ユーザー間のリアルタイム双方向通信型データ集約型
オンラインのみオンライン、オフライン両方
無駄がそぎ落とされた画面圧倒的情報量の画面


Wazeとグーグルマップはどちらも優れたカーナビアプリだと思いますが、両者の大きな違いはWazeがカーナビ機能に特化し、そしてユーザー間のリアルタイム双方向通信型という点かと思います。



厳密に計測した訳ではありませんが、データ通信量やバッテリー消費量に関しては、Wazeよりグーグルマップの方が優れている気がします。

まとめ

地元住民と旅行者の情報ギャップを埋める、無料の新感覚カーナビアプリWaze(ウェイズ)の記事でした。

少し話がそれますが、フィンテック企業の中でトランスファーワイズが異彩を放っているのと同じように、WazeはGPSカーナビ(アプリ)として、その設計思想のユニークさが非常に際立っていると言えます。

車に搭載する据え置き型カーナビと比べて、Wazeはマネタイズの仕方も全く異なりますし、トランスファーワイズの場合と同じく、ユーザー体験の満足度が非常に高いのが特徴的かと思います。


グーグルマップをカーナビとして使っている方も、無料ですし試しにWazeを使ってみてはいかがでしょうか。特にイギリスやドイツをはじめとする海外ヨーロッパでは、おすすめです!


言わずもがな、Wazeの利用にあたっては利用規約やプライバシーポリシーを熟読の上お使い下さい。また各国の交通規則を遵守下さい。






※本文は以上です。
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