謝らないドイツ人 vs ソーリー(Sorry)が口癖のイギリス人

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イギリスとドイツに住んで実感した両国の違い、現地で社会人として生活をしてみると同じヨーロッパでも色々と異なる事に気付かされます。

旅行・留学・就職・移住など、これからイギリスやドイツに行く予定の人、イギリス人やドイツ人と仕事やプライベート上、接する機会がある人等の参考になればと思います。

単なる国民性・文化の違いで、どちらが正しいか問うものでは無いのと、あくまでもわたしが経験した限られた範囲での属人的な感想に過ぎませんので、話半分でお付き合いいただけたら幸いです。

本記事では、特に共有したい5つの話題を挙げてみたいと思います。先にお伝えしておくと、イギリスもドイツも(勿論、日本も)大好きです!

謝らないドイツ人 vs ソーリー(Sorry)が口癖のイギリス人

まず始めはタイトルにしている、謝らないドイツ人と、ソーリー(Sorry)が口癖のイギリス人です。

紳士淑女の国と言われているイギリスですが、老若男女問わず本当に皆さん息を吐くように「ソーリー」と言います。

今もそうなのか分かりませんが、日本人が電話越しに(無意識に)お辞儀してしまうのと、イギリス人が「ソーリー」と言ってしまうのは、似ている感覚かもしれません。


あまりにイギリスで乱用されている単語なので、日本人でも現地で生活を続けていると、「ソーリー」という口癖が、うつってしまう人も多いのではないでしょうか。

時と場合によりますが、大抵の場合、イギリス人が発する「ソーリー」に深い謝罪の意はほぼ無いです。それでも、相手との意思疎通を円滑にさせるのに非常に役立っていると言えます。

ソーリー(Sorry)ですが感覚的には、かなり軽いニュアンスの「すみません」、加えて何かネガティブな事柄に対する共感を示す言葉として「大変ですね」・「お気の毒です」・「残念です」といった意味合いで使われる事が多いです。



かしこまって謝罪する時は、”My apology”とか”I apologize”、また”My fault” = 直訳すると「私の責任です」の方が使われるかと思います。


一方のドイツですが、落ち度が云々以前に、まず謝りません。

ドイツ語の辞書から謝罪という単語が、全て抜け落ちてしまったかのように謝りません。



わたしの場合、イギリスからドイツに引越しをしたので、このギャップに渡独当初は結構面を食らいました。


ドイツ人によると今は変わってきているようですが、昔は何か子どもが悪い事をしたら躾と称する体罰が結構あったそうで、謝る行為=本当にいけない事をしてしまった(自分は悪い人間)、という図式が体に叩き込められているそうです。

なのでドイツ人は、大人になっても反射的に謝る事が無いようです。そして冷静に考えてみても、謝るという行為は、すなわち自分はダメな人間・悪い人間なんだと認める事になるので、やはり謝りません。

わりと物事をストレートに言うドイツ人ですが、謝罪に関しては口が重いというか、(日本人のわたしからすると)言い訳がましく思える場面が散見されます。



ドイツ人でも海外の大学・大学院を出ていたり、グローバル企業での勤務経験があったりすると別なのですが、ドイツ国外に出たことが無い人程、他人に謝る事がほとんど無い傾向が見受けられます。




日本だと個人が企業(或いはその従業員)を代表して謝る事がありますが、ドイツでは個人と企業(或いはその従業員)は別人格に扱われるので、企業(或いはその従業員)を代表して個人が謝る事は無いです。

もしドイツ人が頑なに謝罪の言葉を発していなくても、日本人としてはあまり深く(なぜドイツ人は謝らないのか)理由を考えたり、悩む必要は全くありません。

ドイツ人からしたら、謝罪を求めている日本人が全く理解できないからです。

基本的に謝らないドイツ人、そしてソーリー(Sorry)が口癖のイギリス人、と心構えしておくだけで大分気持ちに余裕ができますよ!

速度無制限アウトバーン vs ゆる過ぎる飲酒運転の基準

ドイツとイギリスの交通ルールに関しては、総じてドイツの方が厳格です。またドライバーのマナーは、ヨーロッパ諸国においてもドイツは素晴らしいと思います。

ドイツでは例え交通量が皆無でも、歩行者は赤信号で渡る事がありません。必ずといって良いほど、皆信号を守ります。

イギリスはというと、交通量に関わらず隙あらば歩行者は信号を無視します。特にロンドン市内は、控えめに言って信号無視の歩行者だらけの上、キャブ(タクシー)やバスなどの商業ドライバーでさえ青信号であれば歩行者がいようが構わず突っ込んでくるので、冗談抜きで危険です。



興味深いのが、ドイツでは速度無制限区間があるアウトバーン(高速道路)がある点です。法律上は、「最高速度を定めない」と定めている為、該当区間はどんなに早い時速でも捕まる事がありません。

これも交通含むルールをしっかると守る国民性だからこそ、ドイツで成り立っているのかもしれません。


渡独前に住んでいたイギリスでは、法定最高速度が時速70マイル(112km)だったのに対し、ドイツに来たら無制限です。

おかげで日本やイギリスに住んでいた時は、気にする事がなかったタイヤのスピードレンジ(速度記号)について詳しくなりました。

上記の投稿記事内で、ヨーロッパ30か国の法定最高速度を比較した表も掲載しています。因みに、法定最高速度が無制限なのは、30か国中でドイツだけです。


ドイツが「最高速度」に柔軟な対応をしている一方、イギリスは「飲酒運転の基準」が大変ゆるいものになっています。

日本の道路交通法上(道路交通法施行令第四十四条三)、酒気帯び運転(飲酒運転)の基準値となるアルコール濃度は、血中1リットルあたり0.3グラムに相当します。

以下投稿記事で詳しく説明していますが、ヨーロッパ30か国では、一般ドライバーに関して血中1リットルあたり0.5グラムを基準にしている国が多い中、イギリスは堂々の0.8グラム(0.5グラム超えはイギリスのみ)と日本の2.7倍程度の数値になります。


なおドイツでは16歳から飲酒でき、また道端でもどこでも公共の場でお酒を飲む事は法律上許されています。さすがビール大国だけあります。

※コロナ禍によるロックダウン等の影響で、公共の場でお酒を飲む事が一時的に禁じられていたりするので、適宜ご注意下さい。

イギリスでは18歳から飲酒でき、公共の場でお酒を飲むことは法律で禁止されています。

FKK(裸体文化主義) vs 肌の露出を避ける上流階級

ドイツに関して、世界中の人が驚くことにFKK(裸体文化主義)があると思います。

一応、ドイツ全土がヌーディスト天国ではなく、裸になっても良い指定エリアが存在します。ビーチだけでなく、湖や公園にもあり、何も知らない観光客がFKKエリアの表示に気付かないまま入ると、かなり驚くと思います。



一方のイギリスでは上流階級の人ほど、肌の露出を控える傾向が強いです。

Yシャツはイギリス現地では肌着扱いですね、イギリス現地でYシャツの下にランニング肌着やTシャツ等を着ているのは日本人位と言えます。

真夏でも過ごしやすい気候という事もありますが、半袖シャツ(つまり肌が露出する)なんかイギリスで着たら、もう一大事になるかと思います。


差別する意図は全くありませんが、イギリスでクリケットとサッカーの観戦者の服装を見比べると面白いと思いますよ。

しかし肌の露出の域を超えて、好んで全裸になるドイツ人は、イギリスの全階級からみても異次元なんだと思います。

いくら性的に見る人がいない(事になっている)とは言え、なかなかドイツ人みたいに全裸で弾ける事ができる外国人は少ないのではないでしょうか。

現金社会 vs キャッシュレス先進国

ドイツ(GDP世界4位)とイギリス(GDP世界6位)は、ヨーロッパにおける2大経済大国と言えますが、ドイツはかなりの現金社会です!

世界的にみてもキャッシュレス先進国のイギリスとは大違いです。


ドイツ国内のATM台数は、国内に万遍なく設置されていてEUの中で、ぶっちぎりの一位です!EU27か国の総ATM設置台数の、約1/4弱がドイツなんです。

多くのスーパー等のレジでキャッシュアウト(銀行口座からの現金引出し)ができるのですが、大好きな現金払いを支える重要なインフラであるATMは、ドイツ全国にあり探すのに苦労しません。


ベルリンやロンドンは、欧州におけるフィンテックのハブ都市として有名ですが、ドイツは現金社会、イギリスはキャッシュレス先進国と対極にあるのは面白いですね。


紙繋がりだと、イギリスはどちらかというとペーパーレス社会で、インフラから何からほとんどインターネット上で手続きが完了したのに対し、ドイツでは役所から銀行口座開設までかなりアナログです。

ドイツのチャレンジャーバンクN26は、Appで銀行口座開設が完結する珍しいパターンです。

依然、紙文化が根強く残っているドイツは、現金払い好きとも関連性があるのかも分かりません。

家具無し vs 家具有り賃貸物件

ドイツとイギリスとでは、賃貸物件事情が大きく異なります。

交通規則もですがルールを重んじるドイツでは、ゴミの分別も日本と同じかそれ以上に細かく、またドイツらしいものとして例え自宅内であろうとも静かにしないといけないRuhezeit(休息時間)というものがあります。

休息時間は賃貸物件だけでなく、ドイツ全土で適用されます。州レベルや集合住宅レベルで、ルールが細分化されています。

心配しなくても賃貸物件を契約すると、大家さんや不動産管理会社等から、ゴミ出しや休息時間含むハウスルール的なものを紙ベースで配布されて、しっかり説明を受ける事になると思います。


イギリスに住んでいた時は、ほとんど家具付き(Furnished)の賃貸物件しか無いので、身軽で引越も楽だったのですが、ドイツでは逆にほとんどが家具無し(Unfurnished)です。


イギリスにも家具無し物件はありますが、ドイツのそれは程度が異なります。

ドイツで家具無し物件は、電気の傘や電球、カーテンやカーテンレールが無いのが普通ですし、難易度が高いとキッチンすらありません!

キッチンが無い物件の場合、入居者がDIYするか、自分で業者を手配してキッチンを設置するのですが、退去時には自腹で現状回復する必要があります。

あまり料理をするイメージが無いドイツ人ですが、質に拘りがある人が多い為か、入居者の事を想って(好みのキッチンを使えるよう)敢えて大家さんはキッチンを設置しないようです。

日本人からすると、ありがた迷惑でしかありません。


またドイツでは賃貸物件に限らず、日除けのシャッターがデフォルトであります。イギリスでは、中にはカーテンやブラインドが無い家がありますが、ドイツの場合カーテンが無くてもシャッターは付いています。

車庫のシャッターみたいなもので、閉じると家の中が真っ暗になります。それなら遮光カーテンがあれば設置もメンテナンスも楽そうですが、ドイツ人はシャッターが大好きです。


何かにつけてイギリスよりもルールが厳しいドイツですが、ペットに関しては許容度が高いです。特に動物福祉の観点から、犬の権利は法律で認められている程です。


イギリスではペット可の物件が多くないので、動物好きにとってドイツは住みやすい国だと思います。


以上、現地での実生活を通して、日本人の視点でドイツとイギリスの違いをまとめた記事でした。最後に、簡単にまとめた表です。

ドイツイギリス
謝罪しないソーリーが口癖
速度無制限ゆる過ぎる飲酒運転の基準
FKK(裸体文化主義)肌の露出を避ける上流階級
現金社会キャッシュレス先進国
家具無し物件家具付き物件


冒頭で述べた通り、単なる国民性・文化の違いで、どちらが正しいか問うものでは無いのと、あくまでもわたしが経験した限られた範囲での属人的な感想に過ぎませんので、話半分でお付き合いいただけたら幸いです。

恐らく無意識に日本人であるが故に、外国人である相手にわたしが不快感を与えている事もあるんだと思います。

これからイギリスやドイツに行く予定の人、イギリス人やドイツ人と仕事やプライベート上、接する機会がある人等の参考になればと思います。



※本文は以上です。
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