誰もスパゲッティをパスタと言わない海外欧州、両者の違いとは

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何となくスパゲッティ(Spaghetti)より洗練された、どこかお洒落な言い方がパスタ(Pasta)だと思っていましたが、本来の意味は全く違います!

わたしの場合イギリスに住んでいた時に、パスタの本場イタリア出身の知人から突っ込まれて学びました。

ある意味、和製英語(厳密にはイタリア語)化していると言えるパスタですが、日本人が陥りやすい間違いとして、スパゲッティ・パスタの違いを説明したいと思います。

スパゲッティは、パスタの一種

結論からお伝えすると、スパゲッティはパスタの一種です。

何となくスパゲッティと言うと古臭い感じがしたりするかもしれませんが、英語では別々の単語です。


念の為、オックスフォード英語辞典(Oxford English Dictionaries = OED)で確認してみます。

spaghetti
Pronunciation /spəˈɡɛti/ 

NOUN
Pasta made in solid strings, between macaroni and vermicelli in thickness.

Origin
Italian, plural of the diminutive of spago ‘string’.

引用元リンク:https://www.lexico.com/definition/spaghetti


スパゲッティは「しっかりとした紐状のパスタで、厚さはマカロニとヴェルミチェッリの間のもの」とあります。

語源を読むと、イタリア語で紐(ひも)を意味する”spago”(スパーゴ)から来ている事が分かります。

なおイタリア語で、単数”spaghetto”(男性名詞)の複数形が”spaghetti”です。 複数形のスペルは、英語のそれと全く同じです。


以下の画像はディ・チェコ(DE CECCO)のパスタですが、どれも同じに見えませんか?スパゲッティは、一番上の商品だけです。



因みに、2005年にローマで発足したNPOである国際パスタ機構(International Pasta Organisation)によると、世界に600超の種類があるそうです。


イタリア中北部のボローニャが発祥のタリアテッレに対して、イタリア北部のピエモンテ発祥のタリオリーニなど、似たような形でも異なる名前だったりします。

形状だけでなく、地方によって方言のせいか派生的に色々な名前があり、パスタの世界はかなり奥深いです。

災害時など、茹でない「水漬けパスタ」が便利

警視庁警部補災害対策課が以前紹介していた、「水漬けパスタ」です。

揚げ足取りする意図は全く無く、むしろ役立つ情報に感謝ですが「スパゲッティ」という言葉が使われておりません。

また身近なコンビニや、レストラン他でも、スパゲッティだけどパスタという名称を使用しているケースが、日本国内だと散見されます。


知り合いのイタリア人に聞いたら、スパゲッティを水に漬ける事はしたことがないとの事です。

代わりに、水は使わずパスタソースと一緒に茹でる方法をとっている豪快な人がいました。一体、どの位のソースを使っているのか気になります。

前者は日本人がお米を水に漬ける、後者は炊き込みご飯のイメージと近いものがあるのでしょうか…


パスタを茹でる時には、硬水が合います。日本だと軟水なので、硬度を補う為に必ず塩やにがりを入れるかと思います。

塩やにがりにより、お湯の沸点が若干あがります。

因みにアルデンテ(al dente)にするには、パスタが水に接触している時間を極力減らす為に、沸騰したお湯を使うのが必要不可欠です。

水漬けパスタでも、工夫すればアルデンテにできると思いますが、個人的にはまだ試したことがありません。

また茹でる背景には、沸騰したお湯がパスタに含まれているデンプンをゼラチン化する役割もあり、消化を促しています。


パスタに限った話ではありませんが、イタリア人は恐らくヨーロッパで一番、消化に拘りをもっていると思います。

話が逸れてしましましたが、この茹で汁が、おいしさのポイントだったりします。


ヘッジファンドのStarboard Valueが2014年、アメリカ全国レストラン・チェーンのイタリアンOlive Garden(現在もDarden Restaurantsの子会社)に様々な改善策を提案しました。

その中の1つに、スパゲッティを茹でる際、塩を使わなくなった事を指摘していて、当時ざわついていました。

Darden stopped salting the water in which it cooks pasta

According to Darden management, Darden decided to stop salting the water to get an extended warranty on their pots. Pasta is Olive Garden’s core dish and must be prepared properly.

If you google “how to cook pasta”, the first step of Pasta 101 is to salt the water.

引用元リンク:https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/940944/000092189514002031/ex991dfan14a06297125_091114.pdf


一応イタリアンを前面にだしているチェーンなのですが、なかなか思い切った調理方法を実行するものです。

高価な調理器具を守る為、今もスパゲッティを茹でる際に、塩を使っていないかは不明です。

最後に

日本人が陥りやすい間違いとして、スパゲッティ・パスタの違いを説明した記事でした。

日本国内でラザニアやペンネ等は、決してパスタとは言わない一方、スパゲッティだけは何故かパスタと呼ばれる事が多々あります。

スパゲッティの上位交換として、パスタという言葉が使われている節が見受けられますが、マーケティング的な観点で、いつからか日本でメジャーになったのでしょうか。


和製英語(イタリア語)は日本の文化として決して否定するものではありませんが、英語(イタリア語)では意味が異なってしまうので、特に海外では気を付けたいものです。

わたしみたいに、イタリア人を始めとする外国人に「好きな食べ物はパスタ」「お昼ご飯にパスタを食べたい」等と言うと、必ず何の種類か聞かれる事になります。

単に「パスタ」では、大分ざっくりとした言い方になりますからね。







※本文は以上です。
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