第二外国語の選び方、ヨーロッパ在住の社会人が提案

あなたは英語以外の外国語に興味がありますか?

例えば大学に入ると、多くの人が第二外国語を選択する機会があると思います。受験勉強もありますし、大学一年生というのは、何か新たな事を始めるのに良いタイミングでもあると思います。

ただ思い立ったが吉日、将来語学を活かして働きたい場合は、今の時代、大学で第二外国語を履修せずとも、いくらでも自学自習できてしまいます。

無料でAppやYoutubeなどで外国語を学べますし、本当に便利な世の中になりました。

聞き取りや発音に関しては、はっきり言ってネイティブスピーカーからでないと、正しく習得できないので、昔に比べると格段に、語学学習の環境が整っていると思います。

この記事では大学新入生に限らず、英語以外にどの語学を学ぼうとしている人向けに、非英語圏のヨーロッパに在住する社会人である筆者が、ヨーロッパ圏における第二外国語の選び方を提案します。

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結論は、ドイツ語とフランス語

迷ったら、ドイツ語かフランス語のどちらかにしておいたら良いと思います。

わたしの独断と偏見ですが、どちらかというとドイツ語は、事業会社(製造業など)で働きたい人向け。


フランス語は、事業会社 ≦ 国際機関で働きたい人向けでしょうか。

以下で詳しく、説明したいと思います。

一番は、あなたが興味ある言語

王道ですが、あなたが興味を持てる言語があれば、それが一番重要です。

ご存知の通り、語学習得に近道はありません。そして何より継続して学ぶことが重要です。試験前に一夜漬けしただけのような勉強方法では、実社会で通用する語学力は得られないでしょう。

例えば、映画やドラマ、スポーツ、音楽、歴史、文学、何でも良いと思います。

もし現地の言葉で、自分が好きな事柄を理解できたら素晴らしいと思いませんか?

趣味がきっかけでも、ひとまず中級位まで語学力を磨けば、将来仕事に繋がる機会がぐっと増すと思います。

好きこそものの上手なれです。

ヨーロッパで使われている公用語リスト

まずは、EU27か国に、イギリス、スイス、ノルウェーを加えた30か国の公用語をリストアップしてみます。

国英語ドイツ語フランス語イタリア語オランダ語スウェーデン語ギリシャ語その他
イギリス✓
ドイツ✓
フランス✓
イタリア✓
スイス✓✓✓ロマンシュ語
オランダ✓
スペインスペイン語等
ベルギー✓✓✓
スウェーデン✓
オーストリア✓
アイルランド✓アイルランド語
チェコチェコ語
フィンランド✓フィンランド語
ポーランドポーランド語
ハンガリーハンガリー語
デンマークデンマーク語
ノルウェーノルウェー語
ポルトガルポルトガル語
ギリシャ✓
ルクセンブルグ✓✓ルクセンブルグ語
ルーマニアルーマニア語
マルタ✓マルタ語
スロバキアスロバキア語
エストニアエストニア語
クロアチアクロアチア語
スロベニアスロベニア語
ブルガリアブルガリア語
リトアニアリトアニア語
キプロス✓トルコ語
ラトビアラトビア語

英語以外だと、ドイツ語、フランス語、イタリア語、オランダ語、スウェーデン語、ギリシャ語が、二か国以上で公用語となっています。

語学が使われている、経済規模で考える

そこまで思い入れが無く、ニュートラルなあなたは、語学が使われている、経済規模で考えてみてはいかがでしょうか。

先ほどのヨーロッパで使われている公用語リストの内、英語圏以外かつ二か国以上で使われている上位5つの言語を挙げます。



ここでは経済規模を図るデータとして、名目GDPを用いています。
ソース元は、EU統計局のユーロスタットです: https://ec.europa.eu/eurostat/web/main/home

在留邦人数合計は、外務省の「海外在留邦人数調査統計(令和元年版)」より筆者が編集したものです。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000043.html


使用国数GDP合計
(10億ユーロ)
人口合計
(百万人)
在留邦人数合計
(人)
ドイツ語圏5か国4,847112.165,959
フランス語圏4か国3,47087.461,780
イタリア語圏2か国2,36369.025,582
オランダ語圏2か国1,23428.615,882
スウェーデン語圏2か国70515.66,350
英語圏3か国2,76071.563,440

比較感として、英語も下段に追記しました。

またヨーロッパでは1か国だけですが、スペインのGDPは1,202あり、人口46.7なので、スウェーデン語圏より上位で、オランダ語圏にほぼ並んでいます。

経済規模的には、ドイツ語圏が一位となりました。ドイツ語が5か国で使用されているという事もありますが、ドイツ単体で見たとしても、2018年EU27か国の総合計GDPの内、実に25%を生み出しています。



EUをけん引する国とドイツが言われるのも納得できるかと思います。

GDPに加え、在留邦人数でみても6万人超えをしているのは、英語圏以外だと、ドイツ語圏とフランス語圏のみです。

以上より、ドイツ語とフランス語は、数値で見た場合、かなり有力な言語かと思います。

進出している日系企業数で考える

経済規模で比較をしてみましたが、海外に進出している日系企業数でも確認してみたいと思います。

詳細は別途まとめた、投稿記事をご覧ください。
結論としては、ドイツ語とフランス語圏が、他の言語を圧倒してます。

経済規模に加えて、日本との関わりが深い国の方が、我々日本人にとっては、海外で働く機会が多いかと思います。

良くも悪くも、日本人という事を捨てて、海外で働くのは相当シビアです。就労ビザの話は、別の機会でしようと思いますが、基本的には、どの国も自国民を優先して雇用するからです。

政府関係者であれば、自国の失業率を下げたくないですもんね。

よって自国民で探した雇用条件でうまく見つけられない場合や、自国内にはいない専門職などを、国外から採用します。

日系企業数が多いという事は、もしかしたら、あなたがその内の一つの企業で働く機会に恵まれるかもしれませんし、ある程度規模が大きい都市であれば日本人コミュニティがあるので、日本人相手のビジネスがある筈です。


企業でなく、国連などの国際機関を見据えているなら

国連は6つの公用語があります、

  • 英語
  • フランス語
  • スペイン語
  • ロシア語
  • 中国語
  • アラビア語

常任理事国を反映した結果、上記6つの公用語になったとされています。

その他、OECD(経済協力開発機構)、WTO(世界貿易機関)など英語に次いで、国際機関で公用語とされ使用されているのがフランス語です。



スペイン語は、南米でも公用語として使われているので、ヨーロッパ圏に限定しないのであれば、発展性はかなりあるかと思います。

余談ですが、国際機関で働くにはほとんどの場合で、応募する職種に関する修士以上の学位が必要なので、予め採用条件を確認して、学業計画される事をおすすめします。

まとめ

打算的に、第二外国語の選び方を提案してみましたが、いかがでしたでしょうか。

迷ったら、ドイツ語かフランス語のどちらかにしておいたら良いという話でした。

海外に出ると、英語ができるのは当たり前で、ことヨーロッパ圏に関しては、3-4か国語程度喋ることができる人は、ごろごろいます。


もっとも系統が近い言語が複数できるのは、共通点が多く難易度が低いと言えますが。


わたしはヨーロッパで5年超働いていますが、社会に出て感じた事は、経済規模に比例して、ビジネスの機会が多いという事です。

ただ敢えてマイナーな戦略を取るのも良いと思います、競争が少ない分、上手くいけば美味しい筈です。

昔主流であったモールス信号が、無線や電話等にとってかわられたように、もしかしたらリアルタイム翻訳が実用レベルで使える時代が、近い将来実現するかもしれません。

実際にそういったAppが既に開発されていたり、グーグルから「リアルタイム翻訳」が発表されています。

しかし、個人的な旅行先で使うならともかく、ビジネスや法律の世界では誤翻訳のリスクがあり、誤翻訳リスクが無くならない限り、外国語を理解する人材のニーズは無くならないと考えています。



最終的には、あくまでも業務遂行に外国語を使うだけで、業務を遂行する為に専門知識を得たり、業務経験を積む方が大事なんですけどね。

ただ学生の内にできる事の一つとして、語学力をピカピカに磨いておくことを、強くおすすめします!


※本文は以上です。
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