DAX30(ドイツ株価指数)構成銘柄の監査法人リスト

DAX30(ドイツ株価指数)構成銘柄の監査法人リストを作成しました。

ソースは各企業のアニュアルレポートです。

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DAX30(ドイツ株価指数)構成銘柄の監査法人リスト

DAX30(ドイツ株価指数)構成銘柄の監査法人リストです。

PwCはPricewaterhouseCoopers、EYはErnst & Youngの略語です。

企業名監査法人
adidas AGKPMG
Allianz SEPwC
BASF SEKPMG
Bayer AGDeloitte
Beiersdorf AGEY
BMW AGPwC
Continental AGKPMG
Covestro AGKPMG
Daimler AGKPMG
Deutsche Bank AGKPMG
Deutsche Börse AGKPMG
Deutsche Post AGPwC
Deutsche Telekom AGPwC
Deutsche Wohnen SEKPMG
E.ON SEPwC
Fresenius SE & Co KGaAKPMG
Fresenius Medical Care AG & Co KGaAKPMG
HeidelbergCement AGEY
Henkel AG & Co KGaAKMPG
Infineon Technologies AGKPMG
Linde PLCPwC
Merck KGaAKPMG
MTU Aero Engines AGEY
Munich Reinsurance Company AGKPMG
RWE AGPwC
SAP SEKPMG
Siemens AGEY
Volkswagen (VW) AGPwC
Vonovia SEKPMG
Wirecard AGEY

4大会計事務所(Big 4)で、30社全てをカバーしています。




EYはWirecardの監査業務を担当、不正会計スキャンダル(19億ユーロの現金が確認できず)に絡み、EYは預金を3年精査しなかった疑いで、今後提訴されるか注目されています。

4大会計事務所(Big 4)の内訳

DAX30(ドイツ株価指数)構成銘柄に関し、会計事務所ごとの内訳を見てみます。

会計事務所担当先割合
KPMG16社53.3%
PwC8社26.7%
EY5社16.7%
Deloitte1社3.3%

KPMGがDAX30構成銘柄の5割ちょっとを担当しています。



なおWirecardの監査を担当していたEYは、他に4社Beiersdorf、HeidelbergCement、MTU Aero Engines、Siemensを担当

特段この4社の決算内容とか監査基準がどうとか指摘するものでは全くありませんが、風評被害に及ばない事を祈るばかりです。


イギリス版(FTSE100構成銘柄の監査法人リスト)はこちら。

まとめ

欧州では2010年以降、金融危機の深刻化を受け、法定監査を改善する目的で、会計監査法人の強制ローテーション制度(Mandatory Audit Firm Rotation = MFR)を含む、法定監査指令の改正が2014年4月に採択され、2016年6月にEUメンバー国で施行されています。



Directive 2014/56/EUは法定監査指令の改正を、Regulation No 537/2014)は社会的影響度の高い事業体(Public Interest Entity = PIE)に対する法定監査規則を制定しています。

ドイツにおいては、上記指令・規則の落とし込みをした国内法Abschlussprüfungsreformgesetz (AReG)が2016年5月に制定されています。



ワイヤーカードの破産申請に際し、監査法人の選定に今後様々な影響が出てくるかも分かりません。



※本文は以上です。
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