イギリス生活の頻出英語、タリフ(Tariff)とは。税以外の意味

イギリスに住み始めて、電気、ガス、水道など生活インフラ全般や固定電話回線、携帯電話、インターネットを契約をする際、タリフ(Tariff)という英単語が良く出てきます。


タリフ(Tariff)といえば「関税」、「関税表」など何かしら税と思う日本人が恐らく大多数かと思いますが、イギリスでは違う意味で使われる事があります。

単に勉強不足だった可能性もありますが、少なくとも私は渡英するまで知りませんでした…



一度聞けば大したことありませんが、知らないと意味が通じにくいであろう英単語タリフ(Tariff)について、本記事では具体例を挙げて簡単に説明したいと思います。


もし、そんな事は既に知っている!というあなたは、折角なので下記イギリス生活の関連記事をご覧ください。

1974年英国消費者信用法セクション75は在英歴が長い日本人でも、あまり知らない人が多いです。

日本と違ってクレジットカードより、イギリスではデビットカードが主流ですが、そこには大きな落とし穴があります。

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タリフ(tariff)とは、税以外の意味

イギリス生活において、タリフ(tariff)とは「料金表」や「料金プラン」という意味で使われる事が多いです。

勿論、「関税」という意味もあります。



オックスフォード英語辞典(Oxford English Dictionaries = OED)で確認してみます。

tariff
Pronunciation /ˈtarɪf/ 

NOUN
1 A tax or duty to be paid on a particular class of imports or exports.
‘the reduction of trade barriers and import tariffs’

1.1 A list of import or export tariffs.
‘Port tariffs are essentially price lists that encompass all the services and facilities provided by a port.’

1.2 British A list of the fixed charges made by a business, especially for use of gas, electricity, or a mobile phone.
‘Technology Telecom says its customers can save 20 per cent compared to BT’s business tariffs and a 5 per cent discount on BT line charges.’

1.3 British Law A scale of sentences and damages for crimes and injuries of different severities.
‘This decision by the Home Secretary meant that prisoners could spend several years more in prison than was justified by the tariff for the crime they had committed.’

引用元リンク:https://www.lexico.com/definition/tariff


1.1が「関税」、1.2が「料金表」、そして1.3では法律用語で「(罪の)処罰表」を意味します。


タリフ=「関税」、と一対で覚えていると、渡英当時のわたしがまさにそうでしたが、あまり意味が通じない場面に遭遇します。

イギリス実生活における、タリフ(Tariff)の使用例

タリフ(Tariff)の使用例として、まずBritish Gasを見てみます。

British Gas(ガスだけでなく、電気も提供しています)の公式サイトに行くと、“Gas & electricity tariffs”“Choose your energy tariff”という文が出てきます。


ガスや電気の契約に、tariff(s)とあるので何か別途税がかかるのかと当時びくびくしましたが、何のことは無い、tariff(s)は単なる料金プランという意味でした。



折角なので補足説明すると、ガスや電気会社と一定期間の契約をコミットすると、各種割引が適用となる場合があります。

常に割引オファーがある訳ではありません。



注意点は、一定期間が過ぎるまでに途中解約すると違約金が発生したり、一定期間後に同様のプランに再度申込みをしようとすると更新料が発生する場合などがあります。


いつでも自由に解約できるプラン程(競合他社へ乗換えする可能性が高い)、単価が高い仕組みで、日本でいう携帯電話の契約(昔は2年縛りにすると、月々の料金が割り引かれていました)みたいなイメージに近いと思います。


もし数年単位でイギリスに住む事が確定しているなら、通常プランではなく、何かしらの割引が適用されるプランにした方がお得になると思います。


その他、例えばBT(旧British Telecom)は固定電話回線や携帯電話、インターネット(ファイバーやブロードバンド)、ケーブルTV等についてタリフ・ガイドなるものを公開しています。

https://www.bt.com/assets/pdf/BT_PhoneTariff_Residential.pdf

まさに料金表・料金プラン、と言えるかと思います。

最後に

最後にタリフ(Tariff)の代表的な意味を、もう一度掲載しておきます。

  • 関税
  • 料金表、料金プラン
  • (罪の)処罰表


冒頭の通り、一度聞けば大したことありませんが、知らないと意味が通じにくいであろう英単語タリフ(Tariff)についての記事でした。


料金表、料金プランという意味のタリフ(Tariff)は、実際に契約の当事者にならないと、なかなか遭遇しない英単語かと思います。




余談ですがイギリスに住んでいた時は、よくBritishと名の付くサービス提供者は概して良く無い、なんて言われていたりしましたが、わたしの場合運が良かったのか特段大きなトラブルに見舞われる事はありませんでした。






※本文は以上です。
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