100均が無い海外、家庭にある物でアイロン・名前シールの代替品を

現地イギリス人に教えてもらった、恐らくどの家庭にもある物で、簡単にアイロンシール・名前シールの代替品を作る方法です。

アイロンなど電化製品(電源)が不要、またオムツなど使い捨てに代替品を使うと、経済的でエコだなと思いました。

子どもの衣服や持ち物など、幼稚園・保育園・学校に持参するものに関し、名前を書く必要がある時は、シールがあると貼るだけなので楽です。

海外に住んでいると、ちょっとした物が手頃な価格で手に入らなかったり、そもそも無かったり、また日本の質と比較してしまうと、どうしても割高感が否めない事が多々あります。

日本で手に入る、質の高いアイロンシール・名前シールには当然敵いませんが、誰の持ち物か判別できる程度には十分機能するので、本記事でご案内する方法に興味があれば、是非お試し下さい!

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ヘアスプレーと油性ペンを準備

ヘアスプレーと油性ペンを準備します。

恐らく、どの家庭にもある物では無いでしょうか。

ヘアスプレーはコポリマー(copolymer)という成分が入っているものを使用します。例えばケープまとまりスタイル用、ふんわりスタイル用、フリーアレンジなどに配合されています。


因みにコポリマーはヘアスプレー以外に、シャンプー・トリートメント・化粧品・化粧水・アイプチ等にも、含まれている場合があります。

なぜ油性ペンで布生地に書いても、にじまないのか

衣類タグなど布生地に油性ペンやマジックで字を書くと、毛細管現象により、にじんでしまいます。

なので毛細管現象さえ起きなければ例え布生地でも、インクでにじむ事はありません。

毛細管現象は、細いガラス管の中だけで起こる現象ではありません。たとえば布でも実験することができます。布は細い繊維をより合わされた糸を縦糸と横糸とにして織り上げたもので、内部には繊維どうし、糸どうしのすき間がたくさんあります。この細かなすき間が細いガラス管と同じ働きをして、水を吸い上げます。また、水に濡れやすい性質をもっている物質ほど現象が起こりやすく、布では天然繊維の綿や麻、絹などの方が合成繊維よりも顕著な毛細管現象を示します。 

引用元リンク:https://site.ngk.co.jp/lab/no45/


前述したコポリマーは、高分子化合物の一種です。ヘアスプレーではスタイリング成分として、被膜を形成して髪をコーティングします。

同様に、衣類タグなど布生地をコーティングする為に、文字を書く場所ヘアスプレーを吹きかけます。

数分乾燥させると、油性ペンのインクが毛細管現象により染みわたる事が無いので、にじまずに文字を書く事ができます!

ヘアスプレーと油性ペンの組合せは、大変理にかなっていると言えます。

油性ペンの特徴は、水性に比べ固着性が強い性質があります。なので洗濯など水に濡れても、にじみにくいです。


洗濯をすると、どうしても文字は薄くなりますが、完全に消える事は無いかと思います。

ヘアスプレーの代わりに、水を使う方法も

ヘアスプレーに含まれるコポリマーが、被膜を形成して毛細管現象を防ぐように、布生地を予め水で濡らしておくと、繊維と繊維の間に(インクより先に)水が浸透している事から、その後油性ペンで書いてもにじみにくくなります。

ヘアスプレーが手元に無い場合は、代わりに水を使うと良いかもしれません。

個人的にはヘアスプレーの方が書き心地が良く、また文字をはっきり書くことができると思います。

最後に

家庭にある物で、簡単にアイロンシール・名前シールの代替品を作る方法でした。初めてヘアスプレーを用いた方法を知った時は、目から鱗が落ちました。

  1. ヘアスプレー(コポリマー成分配合)を吹きかける
  2. 数分乾燥後に、油性ペンで文字を書く
  3. コポリマーが被膜を形成して毛細管現象を防ぐので、インクがにじまない

日本であれば、ダイソー・セリア他に代表される100円均一ショップ、またAmazon等のオンラインショップで、アイロンシール・名前シールを気軽に購入できるかと思います。


海外イギリスの場合、1ポンドや99ペンス均一など一応ありますが、あまり購買意欲がそそられるものではありません。

また日本と異なり、概して安かろう悪かろうが当てはまります。

どうしてもあと数枚アイロンシール・名前シールが足りない!という時など、ヘアスプレーと油性ペンで試してみてはいかがでしょうか。



※本文は以上です。
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